ひろゆき「1%の努力」感想・レビュー

どうも、ぶんちょです。

今回は、書籍「1%の努力」をご紹介します。

著者のひろゆき氏は、テレビの討論番組などで見かけており、

現在もYouTubeなどのメディアで活躍されております。

そんなひろゆき氏ですが、その発言はなかなか興味深く、参考になることが多いです。

非常に知識が多く、視聴者からの質問にズバッと答えています。

そんなひろゆき氏の思考について学びたく、本書を読みました。


本書について、ひろゆき氏は次のように記しています。

この本では、あなたに「サボる才能」があるかを試し、

それを磨いていくための「7つの話」をしようと思う。

目的は1つ。

死ぬまでの「幸せの総量」を増やすためだ。

「1%の努力」より

この記事では、本書に記されるひろゆき氏の思考を引き合いに出し、ご紹介します。

ちなみに各章のタイトルは、本書に記載されている言葉になります。


片手はつねに空けておけ

「幸運の女神の前髪」という話を持ち出して説明されている。

幸運の女神には後髪がないので通り過ぎた時にはもう幸運の女神(チャンス)を掴めないということだ。

読書をする、勉強をする、などの努力をすれば、

チャンスを掴む手前までは行ける、

しかしその時に余裕を持っていないと掴むことはできないでしょう。

つまり「片手を空ける」必要があるということです。


自分にとっての『大きな岩』はなんだろうか?

「この壺は満杯か?」という話を持ち出して、その重要性について記している。

気になる方は検索してみてください。

話を簡単に説明するとこうなります。

  • 先に大きな岩を壺一杯に入れる→あとから小さい砂利・砂などを隙間に入れることができる
  • 先に小さい砂利・砂を壺一杯に入れる→あとから何も入れることはできない

ここでの「大きな岩」とは、人それぞれにとっての一番大事なものです。

一方、小さい砂利・砂は重要性の低いものです。

つまり、もし先に小さい砂利を優先していくと、

自分たちにとっての「大きな岩」(一番大事なもの)に費やす時間はなくなるということです。

人生を有意義に生きるためにも、

自分にとっての「大きな岩」を探す必要がありますね。


それは修復可能か?

ひろゆき氏いわく、

「もし修正が可能だったら、後回しにしてもいい」

ということを判断軸の一つとしているそうだ。

一つ前の壺の話もそうですが、こういった思考を基に

自身の優先順位を確立していくことが大事なのでしょう。


なくなったら困る体験は何か?

社会のニーズについて記している章での言葉です。

ひろゆき氏は自身が携わっていた「2ちゃんねる」について

利用者には「匿名で自由に書き込みたい」という欲望があるから2チャンネルは成功した

と記している。

その時の思考として、章タイトルのような問いかけが大事だったということです。

私たちが普段仕事をするさいにはこのような考え方をすれば、

いざという時に役立つのだと思います。


やられたときだけ、やり返す

基本的には性善説を前提にしておくという話ですね。

悪意をもって対応されることは思ったよりも少なく、

裏切られたりやられた時だけやり返すというやり方が

一番楽な道であるということです。

いろいろ考えすぎて疲れすぎてしまう前に、

とりあえず人を信じてみるというのは

自分の心を守るために必要なのかもしれませんね。


現場レベルのサブスキルを持っておく

サブスキルを持つことで、社会の中でのポジションを確立しやすいという話です。

メインの仕事はそれはそれで重要だが、

サブスキルがあれば、仕事の幅が広がったり、はたまた別の道が見えたりもするでしょう。

また、その言葉に説得力が増す可能性もあります。

なんにせよ、持っておいて損はないのでしょう。


上の判断がよければ、下がテキトーでもうまくいく

会社の経営についてひろゆき氏は以下のように記している。

テキトーは言いすぎかもしれないが、優秀な経営層がきちんとして戦略を立てていれば、末端はマニュアルの指示通りにさえ動いていればいい。

「1%の努力」より

会社経営においては、経営陣の裁量が大きく、

現場の人の努力や能力はそこまで影響を与えないそうだ。

そのため経営陣の考え方などについて気にかけるのが大事だという。

会社が傾くのは、現場の人の努力がたりないのではなく、経営陣の問題なのだそうだ。

現場で働く人たちは、会社の動向を知るためにはまず経営陣について調べることが必要なのでしょう。


調べる労力を惜しんでいないか?

ひろゆき氏は「1%の努力」として、調べることは徹底的にやるそうだ。

知らないだけで損するのはもったいないとしており、

ふるさと納税やNISAやiDeCoを引き合いに出しています。

たしかにその通りかもしれません。

僕も調べ物が面倒くさくなることはあります。

しかしそのひと手間を惜しまずに進むことができれば、

知らない人より少し得をする未来が待っているのでしょう。

この考え方は日常的に意識していきたいですね。


笑い話をいくつ持っているだろうか?

最後の思考法として記している。

世の中の全てを「ネタ」として考えることが大事だそうです。

会社での失敗、お金の失敗、

そんな話があってもそれを話せる友達がいれば笑ってくれる、

そう考えることができれば、これから経験するであろう失敗も

意味あるものとしてやり過ごすことができるのかもしれませんね。



書籍「1%の努力」を紹介しました。

本書は、ひろゆき氏の実体験を交えながら構成されており、

その思考の一端が垣間見えたかと思います。

今の時代を生き抜くためには、このような思考が役立つのかもしれませんね。

興味があれば読んでみてください。

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