映画「モービウス」ネタバレあり感想・レビュー

どうも、ぶんちょです。

昨日、ソニーが展開するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の作品である映画「モービウス」を鑑賞してきました。

本記事では、「モービウス」の感想を記していきます。

ネタバレありなので、まだ見ていない方は注意してください

あらすじ

主人公のジャレッド・レト演じるマイケル・モービウスは天才技師でありながら、幼いころから血液の難病を抱えており苦しんでいた。

そして幼いころに一緒の病棟で育ったマット・スミス演じるマイロも同じ病気を患っており、そのマイロのためにもこの難病の治療法を見つけるため研究を行っていた。

研究では、コウモリの血清を利用し人間との遺伝子改造による治療法の確立を目指していたが、なかなか見つからずに難航していた。

そんなある日、マウスを対象にした実験で成果を得ることができ、モービウスはついに治療法を見つけたと確信し、自らに治療を施した。

実験の結果、モービウスの身体は激変し筋骨隆々とした筋肉や飛行能力、周囲の状況を探知するレーダー能力を得ることができ、病気は治すことができた。

しかしその代償は大きく、人間の血に飢えるコウモリのように”血への渇望が酷い状態となってしまった。

無意識のうちに殺人を犯してしまったモービウスは、自身の中に眠るの葛藤を抱えることになる。


アクションがカッコいい

今作はいわゆる吸血鬼ものになると思いますが、そこまで吸血の描写が描かれるわけではなく、アクションや能力のカッコよさが非常に良かったですね。

良かった点は2つありました。

1つは町中を飛び回るアクションシーンです。

超人的な身体能力をモービウスは手に入れているため、壁をぶち破り、建物と建物を飛び回り、そしてついには飛行能力を披露します。

アクションは非常にダイナミックで臨場感があって、かなりカッコいい出来になっていると思います。

2つ目はレーダー探知のシーンです。

コウモリの能力も手に入れており、かなり広い範囲の周囲の状況をレーダーで探知することができるようになりました。

そのため、銃弾を除けることもできますし、遠いところの会話を聴くこともできます。

またこの時のエフェクト効果も非常にカッコよく、レーダーが周囲に振動していくような描写でしたね。


世界観は?

本作「モービウス」がいったいどのユニバースに属するのかは、マーベル映画を普段から見ている多くの方が感じていることではないでしょうか?

結論からいって、作中ではわかりませんでした(笑

ただ作中のセリフやポストクレジットの映像が興味深いものがあるので、そこから推察してみたいと思います。


まず皆さん注目のポストクレジットに衝撃的な映像が流れました。

空に亀裂のようなものが現れたかと思ったら、刑務所の空き部屋にある人物が突然姿を現しました。

それはディズニーが提供するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品である「スパイダーマン ホーム・カミング」に敵であったマイケル・キートン演じるエイドリアン・トゥームス(ヴィラン名:バルチャー)でした。

おそらく空の亀裂は同じくMCUの作品「スパイダーマン ノーウェイホーム」での現象と同じものであると思われ、エイドリアンもその影響でモービウスの世界に出現したものと思われます。

そしてクレジット内で、モービウスはお馴染みのスーツを着用したエイドリアンと会っており、エイドリアンから「スパイダーマン」という言葉が飛び出していました。

その言葉に特に疑問を持った様子がないモービウスでした、もしかしたらモービウスの世界にスパイダーマンが存在しているのでしょうか?


次に作中でのセリフですね。

作中では「サンフランシスコでの事件」や「俺はヴェノムだ」といったセリフが出ていました。

映画「ヴェノム」の舞台はアメリカのサンフランシスコであり、ヴェノムという言葉が出ていたことから、あくまでヴェノムの存在するユニバースに属する可能性が考えられます

ちなみにSSUの前作「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」ではMCUのトム・ホランド演じるスパイダーマンがポストクレジットに登場しておりユニバース間を超えた描写があり、その後に公開された「スパイダーマン ノーウェイホーム」のエンドクレジットにもトム・ハーディ演じるエディ・ブロック(ヴェノム)が出演していました。

なので、エイドリアンがモービウスの世界に来たのも、もしかしたらこの辺が関係している可能性がありますね。


予告はフェイク?

本作が公開前に予告が当然存在しているのですが、その内容に少しフェイクがありました。

主にスパイダーマン関係で2点、予告で匂わせている描写があり公開前から話題になっていたと思うのですが、本編では全く出なかったものがあります。


1つ目は、サムライミ版「スパイダーマン」に登場するスパイダーマンが写っているポスターが町中の壁に貼られている描写があったのですが、本編には全く出てきませんでした。

2つ目は、「アメイジング・スパイダーマン」に登場するオズコープ社のビルが予告に登場していたのですが、これも全く出てきませんでした。

これらの映像が予告として公開されていたことから、モービウスはどちらかのユニバースの延長ではないか?、という可能性が考えられていたと思いますが、全てフェイクでした。

これにはちょっと拍子抜けしてしまいましたね。

もしかしたらスパイダーマンとの関係性をあらかじめ匂わせるためのものだったのかもしれませんが、作中では明確な描写はありませんでしたね。

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