「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」感想・レビュー

どうも、ぶんちょです。


先日、マーベル映画の最新作である「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」を鑑賞してきました。

キーワードは”マルチバース”!

今作は、タイトルにもある通り”マルチバース”がキーワードになります。

マルチバースというのは多元宇宙のことを示しており、簡単に言うと別の宇宙・世界のことですね。

なのでマルチバースには、自分と同じ顔や名前の人物がいるかもしれませんし、今作で言うならば様々なマルチバースのストレンジが登場します。

MCUにおけるマルチバースに関しては、ドラマ「ロキ」や映画「スパイダーマン ノーウェイホーム」において取り上げられており、今後のMCUにおける重要なキーワードになると思われます。


今作のヴィランは?

今作のヴィラン(敵)は誰なのか?

予告においても厳密にはわからない状態での鑑賞となりました。

さて、いったい誰だったのか?

それは・・・


ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)でした!!!


これは予告編からも予想はしていたのですが、正直ちょっと信じたくない気持ちがありましたね。

というのも、ワンダはこれまでの物語においてかなり悲劇的な境遇に見舞われているんですね。

ワンダにおきた悲劇

・強化人間としてヒドラに利用される(映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」にて)

・弟のピエトロを失う(映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」にて)

・恋人のヴィジョンを失う(映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」にて)

・息子たち(トミーとビリー)を失う(ドラマ「ワンダヴィジョン」にて)

これだけの悲劇がワンダを襲いました。

シリーズをずっと見ている僕からしたら、そろそろ報われてほしい気持ちがとても強かったです。

しかし、今作ではワンダはとうとうヴィランとして登場してしまいました。


ストレンジとワンダの対比が重要?

今作では、ストレンジとワンダの対比関係が非常に目立っていたと思います。

それは作中のセリフにも表れています。

ルールを破ることで、あなた(ストレンジ)はヒーローに、だけど私(ワンダ)は悪役に、不公平よね?

作中のワンダのセリフより

これまでの物語から、ワンダからこのセリフが出てしまうのもしょうがないと思いますね。


また、メインストーリーにおける彼らと、別の宇宙に存在する別の彼らの状況が異なります

簡単にまとめるとこうですね。

マルチバース上の異なるストレンジとワンダ

【ドクター・ストレンジ】

 (メイン宇宙)⇒上から目線は性格ではあるが、今作では世界よりも一人の少女(アメリカ・チャベス)を助けるなど思いやりを持っている

 (別の宇宙)⇒アメリカ・チャベスを犠牲にしようとしたり世界を滅ぼしてしまったりと、数々の違反や失敗をしてしまう

【ワンダ・マキシモフ】

 (メイン宇宙)⇒子供たちを失い、スカーレット・ウィッチとしての力を覚醒してしまう

 (別の宇宙)⇒子供たちと平和に暮らしている

このような関係性があると思われます。

おそらく多くの別の宇宙においては、ストレンジは破滅の道へ、ワンダは幸せに。

しかしメイン宇宙における、ストレンジとワンダはそれとは異なっていると思われます。

この2人の違いが、今作の引き金にも解決策にもなっていると言えます。


壮大な今後に期待!

今作以後の展開にも非常に壮大な期待が持てる内容となっておりました。

作中では”インカージョン”というワードが登場しました。

インカージョンとは?

2つのマルチバース(多元宇宙)が互いに影響し合い、どちらかの宇宙が消滅してしまうこと

これまでのシリーズの中でも最大規模の危険な状況ですね。

なんてたって世界が無くなってしまうんですから。

エンドクレジットにおいても触れらていたことから、今後のMCUにおいて非常に重要なキーワードになると思われます。

今後のMCU作品に期待大ですね。

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