ドラマ「妻、小学生になる。」感想・レビュー

どうも、ぶんちょです。


皆さん、TBSドラマの「妻、小学生になる。」を見ましたか?

同作は2022年1~3月に放送されたドラマであり、同タイトルの漫画(著者:村田椰融)を原作としております。

ちなみに僕は、原作は序盤しか読んでいません。

あらすじ~亡くなった妻が小学生になって帰ってきた!?~

10年前に交通事故により妻を亡くした夫の新島圭介(堤真一)と娘の新島麻衣(蒔田彩珠)は、妻を亡くしたショックから生きる意味を失ってしまっていた。

そんなある日2人のもとに突然白石万理華(毎田暖乃)という小学生が訪ねてきた。

なんとその小学生が、亡くなったはずの妻である新島貴恵(石田ゆり子)の生まれ変わりだと言う。

初めは信じなかった圭介と麻衣であったが、貴恵しか知らないことや過去の思い出を聞くうちに、本当に貴恵が生まれ変わったことを信じるようになる。

そして止まっていた新島家の時が再び動き出す

奇跡の再会を果たした新島家が、圭介の職場や麻衣の知人など周囲を巻き込みながら、「生きること」にあらためて向き合っていくホームドラマ


幸せな日常が返ってきた

圭介と麻衣は、貴恵を亡くしたショックから生きる意味を見失っていましたが、そんな貴恵が戻ってきたことから家庭の幸せな日常が戻ってきました。

これまでの10年間を埋め合わせるかのように、また昔の思い出をなぞるかのように家族で過ごしていく姿には、幸せな感じが非常に伝わってきて、圭介と麻衣が元気になるのがわかりました。

妻の存在が2人に活力を与えていき、それぞれの生活も変わっていきます。


作中のCM前などにある映像が入っています。

それが、その前後で起きている状況(家族で料理を作るetc)が映し出されるのですが、貴恵の姿が小学生ではなく生前の姿となって映像に映っているのです。

まるで貴恵が交通事故で亡くならずに生きていたかのような映像であり、ちょっとウルっときてしまうようなものです。

しかしついに別れが~生まれ変わりではなく、乗り移り!?~

幸せな日常を送っていた新島家でしたが、ある事実が判明します。

それは、貴恵は実は生まれ変わりではなく幽霊となっていた貴恵が白石万理華の体に乗り移っていたということです。

つまり、白石万理華の体を借りているだけで、貴恵とは別に魂とは別に、万理華の魂も存在するのです。

借りたものを返さなければいけない。

貴恵は体を万理華に返して、圭介たちのもとを去らなければならないのです。

突然のことに、圭介たちも受け入れることができません。

しかし残酷にも時はやってきて、貴恵はいなくなってしまいました。


この時の圭介たちの気持ちは想像できてしまいますよね。

一度失った妻との決別をもう一度感じてしまうわけですから。

そして、妻が戻ってきてからの幸せな日常を思えばなおさらだと思います。

感動の結末~前を向いて生きていく~

貴恵がいなくなって再び生きる意味を見失った2人でした。

しかし、貴恵が戻ってきてくれた意味や貴恵の言葉を思い出して哀しみながらも再び立ち上がり、前を向いて生きていくことを決意しました。

そんな2人に最後の奇跡が訪れます

貴恵が万理華の体を借りて最後に会いに来たのです。

結婚記念日という日に帰ってきた貴恵は、最後に家族に悔いを残さないように家族で目一杯楽しみました。

貴恵の生前の夢であったお店開業を自宅で圭介たちが計画してくれ、これまで関わってきた人たちも含めて盛大にパーティーをしたりもしました。

そして本当に最後、生前大事にしていたが今は手付かずであった自身の農園に家族3人で行きました。

徹夜で農園を奇麗にした3人。

ついに別れの時、圭介と麻衣は「ありがとう」、それに対して貴恵は「おやすみ」と。

新島家に訪れた奇跡の物語でした。


最後の別れのシーンは号泣ものでした。

とても哀しいけど、でも貴恵が来たことで家族というものを取り戻していった姿にはとても感動しました。

本作は、家族のあり方や尊さが伝わる物語でした。

哀しさもあるけどそれ以上の希望があり、素晴らしいドラマでした。

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