精神病「うつ病・適応障害」を発症して②

どうも、ぶんちょです。

僕が精神病を患った体験を記事にしています。

↓前の記事を読んでない方はぜひそちらから読んでみてください。

精神病「うつ病・適応障害」を発症して①

自己判断による過ち

2021年2月に発症した適応障害の症状は4月に入ることには、いったんは落ち着きを取り戻してきました。

病院に行ったこと、業務量を調整したことが、影響したのだと思います。

落ち着いた僕は一安心と感じてしまったのか、1つの過ちを犯してしまいます。

通院を自己判断で止めてしまったのです。

この時の判断は今でも悔やまれます。

それまで精神病を患ったことがなかった僕が、正直甘く見ており

ぶんちょ
ぶんちょ

症状が落ち着いたから治っただろう

と勘違いをしてしまいました。


終わらない不安感

自己判断で通院を止めてしまうという間違いから約半年間

僕は一向に終わることのない不安感に悩まされることになります。

その症状は、発症当時ほど酷いものではないものの、

定期的に症状が生じて不安感に苛まれました。

前の記事では記してませんでしたが、不安感以外にも症状はありました。

それは「心細さ」です。すごく寂しい気持ちになります。

僕の場合は症状が出て心細さを感じると、

妻に連絡をとって話をしてもらって助けてもらってました。


そのようになかなか治らないのを実感しながらも、

以下のような考えから積極的に治療に向き合えませんでした。

  • 時間が経てば自然と治るだろう
  • 治療するには休む必要があるかも(休職)
  • 休職したら社内での評価に影響するかも
  • 休職したら現在の職から離れることになるかも

自分なりに適応障害について調べてもいたのですが、

やはり治療にはストレスの原因から離れることが有効だそうです。

僕の場合は原因は仕事だと感じていたので、

そのためには「休職」することになってしまうと考えていました。

ただその決断は当時の僕にとっては非常に重く感じていました。

休職すると社内でのキャリアに影響して出世できなくなるのではないか

復職してももとの部署には戻れないのではないか

こんなことを考えるあまり、治療に向き合うことができませんでした。


再び襲ってきた強烈な辛さ

そうして過ごしてきましたが、10月のある日、

発症当時に感じた強烈な症状が僕を再び襲いました。

僕はさすがに身の危険をやっと感じることができ、

その日の仕事終わりに、再びメンタルクリニックを訪れました。

診察の中で先生から「休みますか?」との言葉をいただき、

会社に改めて相談することを決断しました。


僕は社内にある相談用の窓口に連絡をとり、話を聞いてもらいました。

相手は人事部の課長さん。

話をしていると当然「休職」の話題になりました。

そこで休職について初めて詳細に知ることができ、

休職に対しての心配は少し解消されました。

  • 休職中の給料の話→社内の福利や保険組合の利用により半年ほどは給料・手当が発生するので、お金に対する不安が解消された ※ちなみに最初の2か月は社内福利により満額支給、その後は保険組合の利用により基本給の2/3が支給
  • 復職後のキャリアについて→「(僕が)出世するとき(10年後以上)には今の経営陣は退陣しているから、その時には今休職したことは考慮されないよ」という話をされ心配は少し解消
  • もとの職場に戻れるか→「将来的に課長になることを期待されているはずだから、すぐには戻れなくてもいずれは戻れると思いますよ」という話をされ心配は少し解消

このように細かく説明して頂いて心配は少々解消されましたが、

それでも休職には踏み切れませんでした。

そこで課長さんからの提案で、少し様子を見ることになりました。

今思うとこの決断も間違いだったと思います。

心配が少々解消されたことで、気が緩んだのかもしれません。

そこからまた同じ生活を過ごすことになります。


「うつ病」と診断~そして休職

これまで症状が改善することがなかったことは実感はしていましたので、

2週間おきに通院は続けるようにし、薬も処方してもらってました。

しかし症状が改善することはなく、定期的に不安感が襲ってきました。

そしてついにその時が来ました。


新年を迎え、仕事始めまで残り数日のところで症状がみられました。

しかしその時の症状はこれまでとは違うものでした。

いつものような不安感などではなく、以下のような症状でした。

  • 無気力感
  • 憂鬱感
  • 何をしても楽しくない

この状態が2日間ほど続き、通院先の先生に症状を伝えると

それは後に「うつ病」と診断されるものでした。


僕は非常に悩みました。

ここでしっかりと治療しないと取り返しがつかないことになると感じたからです。

数日悩んだ結果、僕はついに休職することに決断しました。

※休職を決断できた理由は病気だけでなく、考えた方が変わったことや会社とのいざこざがあったことも関係していますが、それは別記事でご紹介したいと思います。


2022年1月中旬から休職に入り、現在もまだ休職中です。


最後に皆さんに伝えたいこと

ここまでが、僕がうつ病を発症した経緯になります。

初めて患った病気

メンタルクリニックも初めて

全てが初めてのとても辛い経験でした。

休職中の現在は、落ち着きを少しずつ取り戻していっていると思いますが、

またいつ症状が現れるかわからないことに不安は感じています。

※休職中も症状が出ることがありました。また別記事でご紹介したいと思います。


最後に、僕と同じような経験をされた方、ご自身の心の状態がどこか変だと感じている方に

いくつかお伝えしたいことがあります。

  • 不安感など精神的にどこか変だと感じたら、すぐに病院に行ってください。
  • 通院は自己判断で止めず、必ず続けてください。
  • 病気を患っているときは考え方が狭まったり、正常に判断ができません。家族など他の人に話を聞いてもらってください。※僕の場合は妻に相談していました
  • 自分を守れるのは自分だけです。命を大事にしてください。

以上になります。

僕と同じような悩みを持っている方達を含む多くの人に、

僕のこの体験がお役に立てば幸いです。

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