【休職期間の過ごし方】適応障害・うつ病を経験した筆者の実話

どうも、ぶんちょです。


僕は精神病を患ったことで2022年1月中旬から5月までの約4ヶ月半の期間休職していました。

現在は復職し、新たなスタートを切ったところになります。

休職を終えた直後で新鮮なうちに僕の休職期間の過ごし方について記事にします。

回復期(1月~2月)

まず休職の初期段階ですが、とにかく心と身体を休ませる時期になります。

精神的にも身体的にも休ませることで、まずは休職前までのダメージを回復させることから始まります。

この時に意識すると良いことは、時間を気にせず休めるだけ休むことです。

精神病に対して有効と思われる生活習慣として、規則正しい生活や日光を浴びることなどが考えられますが、休職初期はこれらのことは全く考えずにとにかく休むことに徹するのが良いでしょう。

休職に入った段階ではまだ脳や体にダメージが蓄積されてしまっています。

まずはそこから回復することを優先させましょう。

休職初期(回復期)にすると良いこと

・好きなだけ寝る

・起床時間と就寝時間は気にしない

・生活リズムは気にしない

・ダラダラする

社会人を経験した人にはもしかしたら慣れないことかもしれませんが、回復するためだと割り切ってとことん休みましょう。

言い方は悪いですが”自堕落な生活”をしても良いのです。


活動期(3月~4月)

思い切り休んで心と身体を回復させた後は、徐々に活動を再開していきます。

この時期に意識したことですが

活動期に意識したところ

・体力を戻す

・ある程度の規則正しい生活リズム

こんな感じですね。


体力を戻す

まずは体力を休職前の状態に戻しましょう

回復期では心身を休めるために家にいて動かないことが多く活動量が極端に少なくなるので、体力もかなり落ちてしまいます。

活動を再開するには体力が必要になりますので、体力を戻すようにしましょう。


具体的には、散歩・ランニング・筋トレなどが良いでしょう。

ただ、いきなりハードな運動をしてしまうと体への負担も大きく、筋肉痛が酷かったりモチベーションが下がってしまうかもしれないので、まずは散歩くらいから始めると良いと思います。

ちなみに午前中に散歩して日光を浴びれば、セロトニン(精神を安定させられる脳内伝達物質)が多く分泌されるため、精神病にも良い影響があると思われます。

曇り・雨の時は気分が低下。日光の有難みを痛感。精神病には日光を浴びることがおすすめ。

体を動かすことに慣れてきたら、ランニングや筋トレなど運動強度を上げてみましょう

継続できれば休職前よりも体力が付くかもしれませんよ。


僕の場合は、回復期の活動量の低下によって体力が落ちただけでなく太ってもしまったので、ダイエットも兼ねてランニングと筋トレに取り組んでいました。

散歩は天気が良いときに30分程度取り組んでいました。


ある程度の規則正しい生活リズム

次に生活リズムを整えていきます

ただし、この段階で意識するのは”ある程度”ということです。

いきなり休職前と同じ生活リズムに戻してしまうのは、精神的な負担も大きく上手くいかない可能性もあるので、最初はハードルを下げてあげましょう。


とは言いつつも1つ注意点があります。

それは”寝過ぎないこと”です。

寝過ぎてしまうと逆に疲れてしまい、規則正しい生活リズムとはならない可能性があります。

なので、この期間では就寝時間や起床時間は気にせず、睡眠時間を意識しましょう

睡眠時間をしっかり確保できていれば、就寝時間と起床時間が前後にズレても大丈夫ということです。

睡眠時間を決めて生活してみましょう。


僕の場合は、7~8時間睡眠と決めていました

著者の生活リズム

・睡眠時間 → 7~8時間

・就寝時間 → 23時~深夜1時

・起床時間 → 7時~9時

※休職前は深夜0時就寝~6時起床が主な時間

この睡眠時間に関しては個人差があるかもしれないので、自分の日中の調子を比べてみて決めてみてください。

僕は7時間睡眠くらいがなんとなく調子が良い気がしていたので、7~8時間睡眠と決めました。


復職期(5月)

体の調子や生活リズムが安定してきたら、いよいよ復職が見えてきます

僕の場合は、3月までは体の不調が度々あった状態だったのですが、4月には体調や生活が安定してきていましたので、5月を最後に休職を終了できるでしょうという状態でした。


ということで、5月は復職に向けての準備期間となりました。

復職期に大事になることは”無理なく復職できるようにすること”だと思います。

つまり、体調が安定してきたからといっていきなり復職してしまうと、休職中の生活とのギャップから再び体調を崩してしまう可能性があり、最悪の場合、精神病を再発してしまうかもしれません。

なので復職期では、休職後の生活を想定して過ごすと良いと言えるでしょう。


具体的には

復職期の生活

・休職前の起床時間に起きる

・日中8時間程度を外で過ごす

休職前の活動時間をイメージして生活リズムを整えていきましょう

また、それぞれ気をつけた方がよいことがあります。

〇休職前の起床時間に起きる

・自分に適した睡眠時間を確保する

・1ヶ月間使って徐々に起床時間を整える

・起きれなくても考えすぎない

〇日中8時間程度を外で過ごす

・ある程度頭を使うことをしてみる(読書や勉強など)

・気分が悪くなったりしたら無理せず帰る


このようなことに取り組めると良いでしょうが、いずれの場合も無理をしてはいけません

もし不調になってしまうのであれば、まだ復職できるタイミングではないということです。

何事も急にはせずに徐々にやってみましょう。


【まとめ】休職期間の過ごし方

休職を終えたばかりの僕が休職期間中の過ごし方について記事にしました。

簡単にまとめると

休職期間中の過ごし方

【回復期】

 ⇒・とにかく休んで心と身体を回復させる

【活動期】

 ⇒・回復期に低下した体力を戻す(散歩・ランニング・筋トレなど)

  ・ある程度の規則正しい生活リズムにする

【復職期】

 ⇒・復職前の起床時間に起きる

  ・日中8時間程度を外で過ごす

僕の場合は、これらを意識して休職期間を過ごして、現在は復職することができました。


休職というのは病気などで傷んだ心身を回復させる行為です。

一般的な社会人にとってはなかなか無い長期休暇であり、焦ってしまう気持ちもあるかもしれませんが、人生という長いスパンで考えれば、しっかり治すことが最も効率的かつ効果的であると思います。

僕の場合は適応障害とうつ病でしたが、精神病というものはデリケートな問題であり、簡単には治りにくいです。

しっかり休んで治すことが大事でしょう。


休職するか迷っている人や休職中の過ごし方で悩んでいる人などに、この記事が役立てば嬉しいです。

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